ぶんぶーん日記

渋谷のITベンチャーでエンジニアとか、営業とか、プロダクトマネージャーとか、経営企画とかやってます

リーンスタートアップな哲学者、ウィリアム・ジェイムズ

人生において、己の哲学とは曲げてはいけないものだと思っていた。しかし、ウィリアム・ジェイムズさんはその思い込みを気持ち良い位に破壊してくれる。


ウィリアム・ジェイムズ入門―賢く生きる哲学

ウィリアム・ジェイムズ入門―賢く生きる哲学


正直この本は日本語訳が超イマイチで、死ぬほど読みにくかったので、全くオススメしませんw でも、気合いで読了したら、結構いいこと書いてありました。ウィリアム・ジェイムズさんの主張を超訳すると、こんな感じです。


自分の人生が上手く行かなくなる哲学なんか、固執しても自分が損するだけ。上手く行かねーならさっさとそんな哲学捨てて、次の哲学試せ。良ければそれを採用して、ダメならまたその次を試せ。


哲学を曲げるのに抵抗があるのは、周りの人に説明が付かないし、理解してもらえないから。だけど、自分の人生をどう生きるかという点に関して、周りからの理解なんか果たして必要なのか?周りからの理解が無いと、今日何を食べるか、何の仕事に就くか、どんな言葉を発するか、賛成か反対か、いつ眠るか、決められないのだろうか?いや、決められますよね。


自分自身の人生の決断と、周りの人からの理解は全く関係ない。まずは自分の決断ありき。自分の決断を周りが褒めてくれたら「やっぱり俺の考えは間違ってない」と素直に受け取っておけば良いし、周りからの反対意見に納得いけば素直に取り入れればいいし、周りの人全員から反対されても意見が変わらなければ「周りが理解出来ないくらいの事を俺はやろうとしてる、時代を先取ってるわー」とか、都合の良いように解釈しとけばいい。


そう考えると人生って自由だ。と、同時に自分がどれだけ周りの目を言い訳にして、自分の直感を信じてこなかったか反省。自分の信じるようにやって、失敗して、哲学を見直して、またチャレンジして、今度は上手くいって、でも上手く行かないパターンも出てきて、その時にまた哲学を修正して。このサイクルって正にリーンスタートアップだし、事業創るだけじゃなく自分の人生にも適用させればええやんと言う事なんですね。


ありがとう、ウィリアム。これから自分が信じるようにやってみるよ!
※この文章は八方美人な自分に対する自己暗示用に書いてます